不測の事態に備えないといけないのは分かるけど、何を準備したらいいの・・・。
遠足で困らないように、事前準備についてわかりやすく解説しているサイトはないかな?
また、毎回ググるのはめんどくさいから、チェックリストをダウンロードできたら嬉しいな。
こういった、遠足の持ち物で悩んでいるうさぎ保育士の悩みを解決していきます。
この記事を読むことで分かることは以下の通りです。
- 保育士が遠足で準備しておきたい持ち物がわかる
- 持ち物の必要性が分かる
- リアルにあった予期せぬ事態の体験談や予想される事態が知れる
- チェックリストをダウンロードできる
この記事の筆者は以下の通りです。
- 保育士歴7年
- 年2回、合計14回の遠足経験あり
- 2園の保育園で勤務した経験あり
上記の経験から、遠足時に必要不可欠な持ち物や予期せぬ事態が起きたときに必要な持ち物・対処方法まで知り尽くしています。
遠足経験豊富な保育士の私がお伝えするので、かなり信頼できる情報です。
遠足のねらいや指導案の作成ができていない保育士は【遠足のねらい】立て方から遠足までの準備を分かりやすく解説をお読み下さい。
では、本題に入っていきます。
保育士が遠足時に必ず持っておきたい持ち物19選

まずは遠足時に保育士が必ず持っておきたい持ち物19選について解説していきます。
チェックリストの内容は次の通りです。
- ティッシュ
- タオル
- ハンカチ
- ウェットシート
- レジャーシート
- 水筒
- ビニール袋
- ビニール手袋
- 帽子
- 笛
- 携帯
- マスク
- クラスの名簿
- 応急キット
- 嘔吐キット
- 予備の着替え
- アルコール
- ゴミ袋
- ペン
全ての持ち物に持って行く理由があります。
その中でも、特に重要な理由があるものをピックアップして話を進めていきます。
応急キット

遠足に行くと必ず怪我をする子どもがいるので、応急キットが必要不可欠です。
遠足はクラス単位で行動しますし、親子遠足では家族単位での行動が基本になります。
なので、各クラス1セットずつ応急キットを持っていると緊急時の対応がスムーズです。
具体的に応急キットの中身を見てみましょう。
- 消毒液
- ポケットティッシュ
- 絆創膏
- ガーゼ
- 包帯
- テープ
- 体温計
- 軟膏
擦り傷の対応が多いので、消毒液・ティッシュ・絆創膏をよく使います。
応急キットの中身を確認するときは道具を取り出して、中身が入っているか確認するようにしましょう。
中身が少なかったり、入っていないものを持って行っても意味がありません。
また、個人ですぐに対応できるように絆創膏とポケットティッシュを持参することをおすすめします。
嘔吐キット
子どもの体調はいつ変化するか分かりません。
さっきまで元気だった子どもが突然嘔吐してしまった・・・。
なんてことは園でも日常茶飯事です。
遠足でも園生活と同じように、子どもが体調を崩すことがあります。
そんなときに嘔吐キットを準備しておけばすぐに対応することができます。
とはいえ、嘔吐する子どもは毎回いるわけでも数人いるわけでもありません。
- 0~2歳児クラスに1つ
- 3~5歳児クラスに1つ
ビニール袋・ビニール手袋・ゴミ袋

当たり前ですが、遠足は公共の場をかりて行います。
使った後は掃除をしてキレイな状態で帰るのがマナーです。
掃除をするときに役に立つのが、ビニール袋・ビニール手袋・ゴミ袋です。
特にビニール袋や手袋は、掃除の時だけでなく嘔吐時の対応で必要になります。
個別に持っておくことで緊急時にスムーズに対応することができますよ。
予備の着替え
予備の着替えは各クラスで2セットずつもっていたら安心です。
失尿やお弁当、おやつの時間、遊んでいるときに服が汚れてしまうことが予想できます。
服が汚れたときに予備の着替えがあると、子どもたちは安心して遠足を楽しむことができますよ。
- 肌着
- 上着
- ズボン
- パンツorおむつ
- 靴下
上記のお着替えセットを準備して置けば安心です。
園によっては、遠足時に服装の指定があります。
その場合は、指定の服の予備をもっていきましょう。
例えば、
- 制服や体操服で来ないといけなかったのに私服で来てしまった
- 白い靴下で来ないといけなかったのに、柄物の靴下をはいてきてしまった
- 私服の上に制服を羽織って来ないといけなかったのに、制服を忘れてしまった
何かしらの忘れ物が毎回あるので、その対策として予備で指定の服をもって行くことをおすすめします。
保育園の遠足が楽しい思い出になるのは保育士の事前準備によって左右されます!
携帯電話

これは言われなくても持っていくと思うのですが、補足の説明をします。
携帯は子どもが大けがをした場合などの緊急時に必ず必要です。
職員にスムーズに連絡ができるように、 最低でも同じクラスの先生と主任の番号は事前に聞いておきましょう。
大きな怪我や深刻な体調不良が起きたときに、他の職員を走って呼びに行くのは緊急時の対応としては不適切です。
スムーズに連絡がとれるように準備しておきましょう。
あると便利な持ち物13選

次に紹介する持ち物は、持っていたら役に立つものです。
絶対に必要ではないですが、準備しているとかなり役立ちますので持って行くように心がけましょう。
- 使い捨てのお箸
- スプーン
- フォーク
- おしぼり
- 瞬間冷却剤
- 扇子
- 日焼け止め
- 虫よけ
- マジック
- ハサミ
- ガムテープ
- 自分の薬
- 近くの病院情報
その理由について順番に解説していきます。
お食事セット【使い捨ての箸・スプーン・フォーク・おしぼり】
親子遠足や子どものみの遠足で意外と多いのが「お弁当は持ってきたけどお箸セットやおしぼりがない子」です。
そんな時にさっとお食事セットを渡してあげるとすごく安心した顔をしてくれます。
子どもたちはお弁当をとても楽しみにしています。
食具がないことで遠足が嫌な思い出になるのは、とても悲しいです。
瞬間冷却剤や扇子
遠足は春や秋に行うことが多いですが、地球温暖化が原因で暑い日だったなんてこともよくあります。
暑い日は、子どもや職員が熱中症になってしまう可能性があります。
そんな時に熱中症対策で瞬間冷却剤や扇子を使います。
瞬間冷却剤は、保冷材のように溶ける心配もなく必要な時に瞬間的に冷却できるので、もっておいて損はありません。
また、大きな怪我をした際に患部を冷やすことにもつかえる便利アイテムです。
扇子は熱中症になったときに仰いで身体を冷やすことに使えます。
また熱中症の予防として、子どもたちを仰ぐことにも使えます。
日焼け止め・虫よけ
日焼け止めと虫よけは、完全に自分のための持ち物です。
女性保育士さんにとって、日焼けや虫刺されは美容の大敵です。
長時間外にいることになるので、自分用の対策もばっちり行きましょう。
マジック・ハサミ・ガムテープ
これは具体的にどこで使うとかはないのですが、持っていたら何かと便利で他の職員から 感謝されることも多いです。
例えば、ゴミ袋が破れてしまったときにガムテープを使うなどちょっとしたトラブルが起きたときに活躍してくれます。
自分の薬
自分用に常備薬をもっていくのがオススメです。
遠足の準備は、子どもたちの予期せぬ事態を予想して進めてしまいます。
しかし、肝心の保育士がダウンしてしまったら元も子もありません。
乗り物酔いしやすい人は酔い止め、万が一体調不良になってしまったとき用に解熱剤や胃薬などをもっておくといいでしょう。
もちろん無理は禁物なので、体調を崩した場合まずは先輩に報告して安静にすることが先決 です。
そのうえで、自分のいつも飲んでいる薬があれば安心ですので準備しておきましょう。
近くの病院の情報
詳しくは後ほど紹介しますが、万が一を想定して近隣の病院は調べておく必要があります。
ほとんどの場合は、救急車を呼んで対応します。
しかし、緊急を要する場合は、救急車を呼ぶよりも病院を外来した方が早い場合もあります。
- そこまでの怪我じゃないけど受診したほうがいい
- 体調が悪いので近くの病院に行ったほうがいい
という状況も考えられます。
遠足は保育園から遠い場所にいくことがほとんどで、調べるのに時間がかかってしまいます。
なので、下見の時に病院の場所を確認しておくことようにしましょう。
実際に経験した遠足での予期せぬ事態と対処法

私は保育士として7年間働き、年に2回の遠足を毎年経験をしてきました。
その中で1度だけ、子どもが大けがをする事件がありました。
話を続けていくね。
事件は、親子遠足での自由時間に起きました。
お別れ遠足で大きな公園にいき、公園内には石で出来た大きな滑り台がありました。
保護者が子どもと滑り台であそんでいるときに、子どもが足を滑らせて滑り台から落ち口元を打ってしまいました。
その結果、大量に流血し歯も折れてしまうという大けがをしてしまいました。
予想していなかった大けがに親も焦ってしまい、保育士もティッシュで口元を抑えて病院に連れていくことしかできませんでした。
この経験から
- 瞬間的に冷やせる物があったらよかった
- 近くの病院の情報を調べていたらもっと早く対応できた
このように反省して、遠足の時には必ず瞬間冷却剤と近くの病院の情報を確認するようにしています。
稀なケースではありますが、大きな怪我や事故が起こる可能性は0ではないのです。
- 遠足のバスが事故にあう
- 子どもが遊具などで大けがをする
- 子どもが迷子になってしまう
- 子どもや親、職員が熱中症になってしまう
私の経験は命に別状ない怪我でしたがこの経験を通じて、常に最悪の事態を予想して準備をしておくべきだと気づきました。
子どもが安全に楽しく過ごせるように配慮していても、上記のような最悪の事態が起こらないと断言はできません。
なので、日頃の保育と同じで常に危険予測をしてその対策を考えておくことが大切です。
遠足の下見については、遠足の下見でトラブル回避!【保育士歴7年の私がポイントを解説】が参考になります。
保育士の遠足持ち物32選まとめ!【チェックリストをダウンロードしよう】

保育士の遠足持ち物32選をまとめていきます。
- ティッシュ
- タオル
- ハンカチ
- ウェットシート
- レジャーシート
- 水筒
- ビニール袋
- ビニール手袋
- 帽子
- 笛
- 携帯
- マスク
- クラスの名簿
- 応急キット
- 嘔吐キット
- 予備の着替え
- アルコール
- ゴミ袋
- ペン
- 使い捨てのお箸
- スプーン
- フォーク
- おしぼり
- 瞬間冷却剤
- 扇子
- 日焼け止め
- 虫よけ
- マジック
- ハサミ
- ガムテープ
- 自分の薬
- 近くの病院情報
チェックリストは、保育士の遠足持ち物【チェックリスト】からダウンロードや印刷ができます。
話が変わりますが、ここまでの私の遠足体験談を聞いて、
- 遠足って大変
- 怖い
このように感じた保育士もいるかと思います。
今回は遠足の準備についての話なので、大変な部分がメインになってしまいました。
とは言え私にとって遠足は、大変だけどかなり楽しい保育士時代の思い出です。
園外での活動は子どもたちにとって、いい学びになり楽しい思い出になります。
また、親子遠足は保護者と信頼関係を築く・深めるといった点でも重要な行事です。
私が保育士を退職する際に、保護者の方からかけてもらった忘れられない言葉を1つ紹介します。
保育士とっては何気ない一言や行動でも、
- 保護者の心の中に深く残ってくれることがあるんだな
- 気持ちは伝わっているんだな
と感じることができて本当に嬉しかったです。
保育士は子どもや保護者が楽しめるようにいつでも安心できる存在であることが大切です。
事前準備をしっかりとすることで、保育士自身が安心して遠足に参加でき、子どもや保護者にも安心感を与えることもできます。
安心感を与えることで、子どもたちは遠足を楽しむことができます。
あなたもチェックリストを活用し、しっかり事前準備を行って楽しく安全に遠足を行えるようにしましょう。
以上、保育士の遠足持ち物32選でした。