働き方改革で残業が減り、副業や転職を考える人が増えています。

こうした世の中の流れを受けて、実際に多くの人が転職活動を行っています。

 

転職活動を行っていると『転職エージェントを使った方が良い』と言う話を聞く機会があると思います。

 

転職エージェントは無料で使えて、専門のアドバイザーから質の高い求人情報の提供や面接サポート、アフターフォローまで幅広く手がけてくれます。

ハローワークと違い、自宅でスマホ1つのお手軽操作なので、利用を検討している人も多いことでしょう。

 

どーの先生
どーの先生
一見すると良いことばかりですよね。

 

とは言え、転職エージェントの良くない噂も耳にします。

 

例えば以下の通りです。

  • 希望しない求人を押しつけられた
  • 評判の良くないエージェントがいる

 

上記のような否定的な意見は、インターネットを中心によく聞かれます。

 

これら否定的な噂の原因は、転職エージェントの仕組みが深く関係していると考えられます。

 

ところであなたは、転職エージェントの仕組みを理解していますか?

また、転職エージェントが無料で使える理由をご存じですか?

 

この記事では転職エージェントの仕組みを理解して、賢い転職ができるように転職エージェントの仕組みについて詳しく解説していきます。

 

転職エージェントの仕組み

転職エージェント 仕組み

転職エージェントの仕組みはシンプルで、図で表すと以下の通りになります。

 

 

上記の図を簡単に説明します。

求職者・・・転職エージェントへの転職相談

企業・・・転職エージェントへの求人依頼

転職エージェント・・・求職者・企業の条件に合った人材のマッチング

 

ざっくりとした転職エージェントの仕組みはこんな感じになります。

 

どーの先生
どーの先生
複雑な仕組みについて、次の章でお話ししていきます!

 

転職エージェントと転職サイトの違いについては、転職エージェントと転職サイトの違い【高校生でも理解できます】という記事で解説しています。

 

転職エージェントは無料ではない

転職エージェント 無料

転職エージェントは、職業紹介事業というビジネスです。

 

職業紹介事業には、

  • 有料職業紹介事業
  • 無料職業紹介事業

 

の2つが存在し、転職エージェントは、有料職業紹介事業に該当します。

有料職業紹介事業

有料職業紹介事業

厚生労働省が定める有料職業紹介事業の概要は以下の通りです。

有料職業紹介事業とは、営利を目的とするか否かにかかわらず、職業紹介に関し 手数料又は報酬等の対価を受けて行う職業紹介事

厚生労働省より引用

 

要するに、職業紹介に対して手数料や報酬などが発生する職業紹介であると言えます。

 

どーの先生
どーの先生
マイナビエージェントやJACリクルートメントなどは、有料職業紹介事業です。

 

無料職業紹介事業

無料職業紹介事業

一方で厚生労働省が定める無料職業紹介事業の概要は次の通りです。

無料職業紹介事業とは、職業紹介に関し、営利を目的とするか否かにかかわらず、 いかなる名義でも手数料又は報酬等の対価を受けないで行う職業紹介事業をいいます。

厚生労働省より引用

 

つまり、職業紹介に対して手数料や報酬が一切発生しない職業紹介のことを言います。

 

どーの先生
どーの先生
ハローワークなどが無料職業紹介事業に該当します。

 

補足ですが、会員制にして年会費を支払う職業紹介事業のモデルもあります。

上記の場合でも、有料職業紹介事業に該当されます。

 

転職エージェントは有料職業紹介事業である

転職エージェント 有料職業紹介事業

以上のことから、転職エージェントは手数料や報酬を受け取って職業を紹介していると言うことが分かりました。

 

とは言っても、転職エージェントは無料で利用できてお金を支払う必要はありませんよね?

有料職業紹介事業って言われても、イマイチ理解できないと思います。

 

次の章では、求職者がどうして転職エージェントを無料で利用できるのかについて詳しく解説していきます。

 

求職者が無料でサービスを利用できる理由

転職希望者 無料 理由

求職者が無料で転職エージェントを利用できる理由は3つあります。

 

  • 企業が紹介料を支払ってくれるから
  • 求職者を集客したいから
  • 求職者に料金を貰わなくても利益が出るから

 

企業が紹介料を支払ってくれるから

企業 紹介料

転職エージェントは求職者を企業に紹介し、企業に就職することによって成功報酬を受け取ることができます。

その成功報酬は転職エージェント(会社)によって異なりますが、転職者の年収の30~40%だと言われています。

 

つまり、年収500万円の転職者が企業に転職すると・・・。

  • 成功報酬30%の場合は150万円
  • 成功報酬40%の場合は200万円

 

上記の金額を成功報酬として企業から受け取ることができるのです。

 

どーの先生
どーの先生
成功報酬費用は、各会社調べてみましたが詳しくは分かりませんでした。

 

求職者を集客したいから

転職希望者 集客

求職者を転職させることで成功報酬が貰える転職エージェントは、どう言ったことに力を入るでしょうか?

結論から言うと、求職者をたくさん集客したいと考え、集客に力を入れます。

 

突然ですが下記のような条件を挙げるとして、あなたはどちらのスマホアプリを選びますか?

  • 毎月300円を支払うスマホアプリ
  • 無料で遊べるスマホアプリ(課金制度あり)

 

多くの人は、無料で遊べるスマホアプリを選ぶと思います。

無料で遊べるスマホアプリを選んだ理由の多くは、金銭的な負担がないからだと思います。

 

どーの先生
どーの先生
何となく、集客方法が分かりましたか?

 

つまり人間は無料と言う言葉に弱い、と言うことがおわかりいただけると思います。

こういった人の心理を利用して、転職エージェントは集客を行っているのです。

 

求職者に料金を貰わなくても利益が出るから

転職希望者 料金 利益

転職エージェントのビジネスモデルを確認します。

転職者を企業に紹介し、転職者が企業に入社することで成功報酬を受け取ることができます。

つまり集客した転職者が100人いたとして、1人でも転職させることができたら30~40%の成功報酬が受け取れます。

 

とは言っても、登録料と成功報酬の両方を貰うことができたら企業はもっと儲かります。

 

しかし、よく考えてみて下さい。

登録料が仮に300円だとして、100人が登録したとしても3万円にしかなりません。

勿論、転職が完了したらすぐに退会するので、継続して3万円が入ってくることはありません。

また、登録料が発生すると言うことで、登録をためらう人も出てきます。

 

一方で登録料と利用料が無料だった場合は、求職者側から得られる費用は0円になります。

しかし、登録料を取っている時と比べると、たくさんの求職者からの利用が見込めます。(登録料と利用料が無料のため)

 

言い方は凄く悪くなりますが、求職者を沢山集めて転職させる方が転職エージェントは儲かるのです。

以上の理由から、転職エージェントは求職者に登録料や利用料を受け取らないのです。

 

どーの先生
どーの先生
転職エージェントが一番大切にしていることは、求職者が企業に転職してくれることです。

 

転職エージェントの種類

転職エージェント 種類

転職エージェントを大きく分けると、『総合型』と『特化型』の2種類に分けることができます。

 

どーの先生
どーの先生
両者の違いを簡単に説明すると、総合型転職エージェントは『大学』、特化型転職エージェントは『専門学校』に置き換えると理解やすいかもしれません。

 

次は、この2つについて話をしていきます。

 

総合型転職エージェントとは

総合型転職エージェント

業界や職種を限定することなく、幅広い求人を取り扱っているエージェントのことを言います。

 

代表的な総合型転職エージェントは以下の通りです。

 

総合型転職エージェントのメリット

総合型転職エージェント メリット

総合型転職エージェントを選ぶメリットは以下の通りです。

 

  • 対応業界が広く、自分のスキルを最大限に活かす転職ができる
  • 転職市場での自分の価値を確認することができる
  • コンサルタントの経験値が豊富

 

つまり、現在の業界から別の業界への転職を考えている方にとって非常に有利に働きます。

 

どーの先生
どーの先生
例えば、介護業界から金融業界や不動産業界に転職を考える人の強い味方になります。

 

総合型転職エージェントのデメリット

総合型転職エージェント デメリット

総合型転職エージェントのデメリットは下記の通りです。

 

  • 業界から業界への転職には不利
  • 対応人数が多く、対応が悪くなることもある

 

総合型転職エージェントは広く浅く求人情報を扱っていますので、言い方を変えれば、『中途半端』な転職エージェントとも言えるでしょう。

 

どーの先生
どーの先生
看護業界から看護業界への転職などは、次に紹介する特化型転職エージェントの方が有利です。

 

総合型転職エージェントについてもっと詳しく知りたい方は、総合型転職エージェントの特徴【転職活動が不利にならない方法】という記事が参考になります。

 

特化型転職エージェントとは

特化型転職エージェント 

業界や職種に特化して、求人情報を厳選している転職エージェントのことを言います。

例えば、『看護業界』や『保育業界』に特化した求人情報を扱っているエージェントなどは特化型転職エージェントに該当します。

 

代表的な特化型転職エージェントは以下の通り。

 

特化型転職エージェントのメリット

特化型転職エージェント メリット

特化型転職エージェントのメリットは以下の通りです。

  • 同じ業界への転職に強い
  • 同じ業界で働くことができる
  • 企業とのつながりが深く、条件が通りやすい
  • スムーズな転職ができる

 

同じ業界への転職ですから、相手企業も求職者が絞りやすくなります。

また、過去の経験を現場でどれだけ活かせるかなどの見通しも立てやすく、利用者・企業側の双方にメリットがあると言えます。

 

どーの先生
どーの先生
保育業界から保育業界への転職などは、特化型転職エージェントがおすすめです。

 

特化型転職エージェントのデメリット

特化型転職エージェント デメリット

一方で特化型転職エージェントには、下記のようなデメリットも存在します。

  • 正確な自分の人財価値
  • 思ったような求人に出会うことができない
  • 特定のエリアに限定している

 

特に保育業界は、関東地方で起きている待機児童問題を重視しているのか、関東地方での求人に力を入れています。

 

実際に、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県などはかなり優遇されています。

 

どーの先生
どーの先生
関西では、大阪府や兵庫県も求人情報がたくさんあります。

 

特化型転職エージェントについて詳しく知りたい方は、特化型転職エージェントの特徴【転職活動が有利に進みます!】という記事を参考にどうぞ。

 

転職エージェントは、仕組みを理解してから使おう

転職エージェント 仕組み

転職エージェントの仕組みとビジネスモデル、種類について解説してきました。

 

よく勘違いをされる方がいますが、転職エージェントを利用したからと言って必ず転職しなければならいと言うものではありません。

むしろ求人情報を無料で紹介して貰うではなく、今後のキャリアプランを専門家に相談できる場所として捉えた方がよい求人に出会えるかもしれません。

 

転職エージェントを正しく使うことができれば、あなたの年収はアップします。

しかし、使い方を間違えてしまうと、賢い転職はできません。

 

転職エージェントを利用するときは、転職の目的をしっかりと理解して転職エージェントを使い分けるようにしましょう。

 

転職エージェントを利用する前に知っておきたい転職エージェントの真実は、転職エージェントを利用する前に知っておきたい真実6選で詳しく解説しています。

ABOUT ME
どーの先生
現役保育士です。保育士として働きながら、保育士のスキルアップ情報をブログで発信しています。保育士歴は7年目で、新卒採用担当・新卒研修担当も担っております。保育士になる方法や指導案の書き方など、保育士の悩みをどんどん解決していきます。